武神館道場入門者心得
先ず武神館道場の規約に同意し、規約を守れる決意ある者のみ入門を許可するものであり、
規約を守れぬと思う者は入門を許さず。
故に、
「医師の診断書を要す」には、例えば、武道の修業を妨げる危険性のある病気を持つ者、
異常性格、異常体質などの自己コントロールできない者も含まれる。
例えば、現在まで沢山の人が日本へ来て武神館の門を叩いたが、酒乱であったり、精神異常者であったり、
素行不良で自分の考えを第一にして他の人への迷惑を考えず、邪悪なる欲望に走り、
武神館道場の伝統的正義的心構えに反する行為をなした者がいる。そのような者はみな破門の対象とする。
これは大切なことである。武道を修業する者に事故はつきものであり、それらについて自分で解決できぬ者は入門を絶対に許されず。再度明示するが、武神館道場ではいかなる場所における稽古中に起こり得る事に関して、一切の責任を負うことはない。
体術の極意は平和の基礎とぞ知れ
学べば不動心の道にありける
道場訓
右、五定を守ること、道場の規定なり。
明治二十三年 春正月 記
戸田真龍軒正光
昭和三十三年 三月吉日
高松寿嗣翊翁
伝 初見良昭 白龍
級位 初心者
初段より五段まで 天
六段より十段まで 地
十一段より十五段まで 人 とする。
人位十一段より十五段位を地水火風空の五段階に分けて、武神館道場八法秘剣の高段位とす。
五段位の審査を神叉(しんさ)とし、宗家が行うこととす。故に、真の師範は十五段位の者とする。
現在、武神館道場は世界的になってきている。各々国や民族によって、地球に時差があるようにタブーが存在するものである。武友互いに尊重し合い、タブーを犯すことなく友交に努め、武道家の心を第一とし、武風一貫の真理を大切にし、善良なる人となり修業すること。
若し以上のことを守れぬ者は破門に処す。
武神館道場
宗家 初見 良昭 武号 寿宗